前回の記事で紹介したNDフィルター(ND8)を使って滝を撮影してきました。
写真の紹介と今回訪れた「太戸の滝」の紹介をしていきます。
太戸の滝
googleで滝の検索すると西日本最大の滝「神庭の滝」というのが岡山県にあるという事を知ったんですが、片道3時間半かかるという事でその滝は今度にしようと一番近くにある「太戸の滝」という場所へ行ってきました。
途中道がわからなくなり、iPhoneのマップで調べると載ってないというハプニングがあったり落石や道とも言えないような場所を走ったり心配になりましたがなんとか無事に到着しました。
小さい駐車スペースから歩いて3分ほどですぐに滝に到着です。

SS:1/30 F:2.8 ISO:640 DR:100 FILM:STD
ベンチがありましたがほとんど人が訪れないからか管理されてないせいか自然の一部になってました。昔はここでお弁当広げてご飯を食べてたりしてたのかな。

SS:1/30 F:2 ISO:400 DR:100 FILM:STD
苔フェチとしてはとても美しい苔に感動。
滝の写真
苔ベンチのすぐ目の前に滝が流れているので、とりあえずいつも通りな感じで撮影。
シャッタースピード:1/60
絞り値:2
ISO感度:250
DR:100
フィルムシミュレーション:Velvia
今まで滝をあまり見たことがなかったので結構感動しました。グーグルレビューでは水がほとんど流れてないとか結構色々書かれてましたが、前日に激しい夕立豪雨があったのでそのお陰かかなりいい感じに流れていました。写真に関しては一応NDフィルターをつけた状態でシャッタースピード1/60でF値2で撮影。
そこからNDフィルターを使ってスローシャッターで撮影した写真がこちら。
シャッタースピード:6.5秒
絞り値:16
ISO感度:L100
DR:100
フィルムシミュレーション:Velvia
これが・・・NDフィルターの力・・・!滝の流れる感じがすごい出ますね。雑誌とかで見たことあるようなのが撮れた気がします。まだカメラの設定がどのあたりがベストなのかよくわからず、色々試行錯誤しながら撮ってこの時はこの一枚が一番きれいに撮れてた感じです。
シャッタースピード:15秒
絞り値:16
ISO感度:L100
DR:100
フィルムシミュレーション:Velvia
シャッタースピード15秒で撮影すると全体的に明るくなって滝の部分が白くなりすぎてしまっているような感じに。好みだとは思いますが個人的には周りがちょっと暗い方が滝の白さがより際立って好きですね。
同じところで動かずに撮影していると虫がすごかったので、そこからさらに上に登ってみました。
雨の影響で土が泥っぽくなっていて階段がない場所ではずるずると滑ります。途中崩れて木の板で坂道を作っていたりなかなかハードな山道でした。
上まで行くと小屋があってここが一番滝の見どころスポットになっている様子。小屋の中の蜘蛛の巣を払い除けて撮影しました。
NDフィルターすごい。シャッタースピード以外は全て暗くなるような設定で6秒あたりが限界だったので次はND64も使ってみたいですね。
あとは縦に撮ってもよかったなぁと。暑さと汗と虫が多くてなかなかその場に留まってじっくり撮影する事ができなかったのでバンダナと虫除けスプレーも必要ですね。
シャッタースピードによる水の流れの撮れ方の違い
せっかくなのでシャッタースピードによる水の流れの撮れ方の違いを少し試してみました。
キャプションにある「SS」というのがシャッタースピードになります。

SS:1/125

SS:1/20

SS:1/10

SS:1/2

SS:1.3″

SS:2.5″
どうでしょうか。一般的にはシャッタースピードが1/30以下はスローシャッターと呼ばれていて一枚目の1/125以降はすべてスローシャッターの部類です。個人的には1秒くらいからかなりいい感じになるような気がします。実際に流れてる水は雨水というか泥水っぽい感じなんですが白く美しい水が流れてるように見えますね。NDフィルターを使わなかった場合の比較写真はないですが基本的に日中にスローシャッターで撮影すると白トビした写真になります。
次回は今回の反省点をふまえて西日本最大の滝と呼ばれている「神庭の滝」にも行ってみたいと思います。