遂にX100V発売発表がきました。この記事ではX100Vのカタログ表とX100Fメイン使いの私が個人的に気になった部分などを紹介していきます。
目次
X100V日本語版カタログスペック
■撮像素子
X-Trans CMOS 4センサー
有効画素数:約2610万画素
(23.5×15.6mm:APS-Cサイズ)
■静止画記録
[L]6240×4160(3:2)
[L]6240×3512(16:9)
[L]4160×4160(1:1)
[M]4416×2944(3:2)
[M]4416×2488(16:9)
[M]2944×2944(1:1)
[S]3120×2080(3:2)
[S]3120×1760(16:9)
[S]2080×2080(1:1)
■動画記録
DCI4K(4096×2160):29.97p/25p/24p/23.98p 200Mbps/100Mbps
4K(3840×2160):29.97p/25p/24p/23.98p 200Mbps/100Mbps
※いずれも連続最大約10分まで。
FullHD(2048×1080):59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p 200Mbps/100Mbps/50Mbps
FullHD(1920×1080):59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p 200Mbps/100Mbps/50Mbps
※いずれも連続最大約15分まで。
FullHDハイスピード動画(1920×1080):120p/100p 200Mbps(記録時)
※連続最大約6分まで。
■記録メディア
SDカード(~2GB)/ SDHCカード(~32GB)/ SDXCカード(~512GB)
■レンズ
f=23mm(35mm判換算:約35mm相当)
F 2.0
NDフィルター:あり(4段分)
■シャッタースピード
Pモード:4秒~1/32000秒
Aモード:30秒~1/32000秒
S/Mモード:15分~1/32000秒
バルブ(最長60分)
■連射
メカニカルシャッター:最速約11コマ/秒
電子シャッター:最速約30コマ/秒
■ファインダー
OVF:電子式ブライトフレームファインダー(視野率約95%、倍率約0.52倍)
EVF:0.5型有機ELファインダー(約369万ドット、倍率0.66倍)
■モニター
3.0型 3:2アスペクト チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター(約162万ドット)
■撮影感度
標準出力感度:ISO 160~12800 (1/3段ステップ)
拡張モード:ISO 80 / 100 / 125 / 25600 / 51200
■ISO感度
標準感度:ISO 160~12800
拡張時:ISO 80 / 100 / 125 / 25600 / 51200
■入出力端子
USB Type-C(USB3.1 Gen1)
HDMIマイクロ端子(Type D)
2.5mm径マイク/リモートレリーズ端子
■外形寸法
幅128.0×高さ74.8×奥行き53.3(最薄部32.7)mm
■質量
約478g(バッテリー、SDカード含む)
約428g(バッテリー、SDカード含まず)
■電源/撮影枚数/時間
静止画:約350枚(ノーマルモード時・EVF)、約420枚(ノーマルモード時・OVF)
動画:4K約55分(29.97p時)、Full HD約75分(59.94p時)
■フィルムシミュレーション
PROVIA、Velvia、ASTIA、クラシッククローム、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア、ACROS、ACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルター、ETERNA、クラシックネガ
X100Fメイン使いの私が個人的に気になった部分など
・X-Trans CMOS 4
X100Fのセンサーが「X-Trans CMOS 3」だったのに対してX100Vは「X-Trans CMOS 4」になってます。それによってレンズも新設計ということでそれらによりあらゆる性能面がアップし出来ることや搭載できる機能が増えたものと思われます。
・防塵・防滴
X100シリーズ初となる防塵防滴仕様。レンズ正面は防塵防滴構造になっていないのでアダブターリングを使ってプロテクトフィルター「PRF-49S」を装着することで、レンズ部を含めたカメラ全体で防塵・防滴仕様となるようです。もうすでにX100シリーズを持っていてプロテクトフィルターを使っている場合そのまま同じものが使えるので嬉しい仕様です。
・動画性能
まさかの4K撮影が可能に!手ブレ補正ないしスナップ感覚で4Kは容量重すぎる気もしますが、値段の安いカメラでは無いので「4Kが撮影できるカメラ」というのは今の時代ある意味当たり前なのかもしれません。使うかどうかは別としても撮影出来る機能としてあって困ることはないので搭載されて良い機能だと思います。ただ30pまでしか記録出来ないので「どういう動画を撮って作っていくか」をしっかり考えて撮影に臨んだ方がいいかもしれません。
そしてハイスピード動画。超スローモーション動画が作れるように。これは面白い。。鳥が水辺を羽ばたく瞬間とかを超スローで表現出来ます。ズ、ズーム出来ないけど・・・。テ、テレコン!
・背面モニターチルト式
背面モニターがチルト式になります。基本的に動画を撮る時ってモニターを見ながらになるのでありがたいです。それでも全体的なデザインは変わってないので写真を撮影する時はファインダーを覗いて撮る高揚感も変わらず味わえそうです。どこかの記事で見ましたがこのチルト式モニターの部分はかなり拘ったらしく「ぱっと見チルト式とはわからないほどの造り」になっているとの事です。素晴らしい。さらにタッチパネル付きという事なので動画撮影中にモニター画面をタッチする事でフォーカス位置を変えれるとしたらかなり動画撮影の幅が広がりそうです。
・フィルムシミュレーション
ETERNAが遂に。X-H1で撮影した動画をyoutubeなんかで見ててすごくいいなと思っていたETERNA。ちょっと青みがかった昔の映画のような雰囲気の画になるのがたまりません。そしてクラシックネガというのも搭載されるようです。クラシックネガについては今まであまり見たことがなかったんですが「フィルムのSUPERIAを再現」というかなりフィルムルックな感じのフィルムシミュレーションみたいです。現状X-Pro3に搭載されているようでかなり人気もあるようです。
・デザイン
個人的に気になったのが前面のシルバーの部分。レバー自体若干変わっていて正面からの結構デザインを見て「あ、違うな」と思いました。X100Fやそれ以前のシリーズでは丁度ファインダー切り替えレバーの半分のところで白黒別れてたのがVは全てシルバー部分に収まってます。もしかするとアルミで覆わないといけない部分がそこに存在するからこういう造りになったのかもしれませんし詳しい事はわかりません。ブラックのカラーであればさほど違わないかもしれません。
カメラもかっこいいしモデルの人もかっこいいし。モデルのかっこよさも引き立てつつカメラ自体も存在感があるこの雰囲気最高です。撮ってよし持ってよし鑑賞してよし・・・そうそれがX100シリーズ。
プロモーションムービー
映像と音が素晴らしすぎる・・・。そしてデザイナーさんやらの声と雰囲気の色気と静かな情熱みたいなのがすごい伝わってくるのがたまりません。
他にもいくつかX100Vの動画があがっていますが個人的にこれが一番です。
発売日、価格(追記)
発売日はシルバーが2020年2月27日発売。ブラックが2020年3月31日に発売とのことです。
市場想定価格は164,500円前後という事です。
まとめ
以上がカタログ性能やそれを見ての個人的な感想などになります。全体的に「動画性能面」がすごくパワーアップしてると感じました。「写真を撮る楽しさ」というものは今までのシリーズ同様に味わえつつさらに「動画を撮る楽しさ」も味わう事ができるようになったのかもしれません。
そして物理的にカメラ背面のボタンの位置変更やダイヤルの仕様変更など、操作性もアップしているようで過去のX100シリーズを使っていても「新しいカメラを使う楽しみ」をすごく感じれそうですね。それでいてしっかり同シリーズの後継機という強い拘りをも感じれそうで・・・最高です(語彙力)
シリーズ物の「V(ファイブ)」って当たりというか面白い作品とかが多いような気がします。「V」にハズレ無し。