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X100Vの動画モードについて解説。

今回X100Vの動画モードで新たに追加された機能(今までのX100シリーズにはなかったもの)について少し解説していきます。

4K動画撮影

X100シリーズ初の4K動画が撮影可能になりました。

4K動画を撮影する場合のフレームレートとビットレートは以下になります。

4K|16:9|29.97p/25p/24p/23.98p|100Mbps/200Mbps|
DCI|17:9|29.97p/25p/24p/23.98p|100Mbps/200Mbps|

動画モード設定のUIは|解像度|fps|bps|をスライドして選ぶ形に。

さらにUHD-4K(3840×2160)だけじゃなく、DCI-4K(4096×2160)も撮れます。DCIってなんだ??と思って調べてみたところ、アメリカの大手映画制作会社が加盟する団体が定めた規格だそう。

正直私に4Kはまだ扱いきれないので現状ほぼ使わないかなと。
CPU-corei7
HDD-1TB
GPU-GTX1060 3G
RAM-32G
の構成で処理編集もろもろがかなりきつい。SSDにしてメモリの多いグラボを積んだとしてもCPUの世代が結構古いので丸々買い換えるとか組み直さないとどうにもならなさそう。そして4Kを本気で楽しもうと思ったら4Kモニターが必須だと思うんですよね。FHDモニターでも確かに綺麗に描写されてると感じる事は出来ますがその動画本来の美しい映像は楽しむ事が出来ないんじゃないかと。


4K動画を自在に操れる環境があるなら間違いなくX100シリーズの動画モード内で過去最高の追加要素だと思います。

FULL HDハイスピード撮影

FHDハイスピード動画撮影というものが出来るようになりました。

|59.94p/120p|50p/100p|
|29.97p/120p|25p/100p|
|24p/120p|23.98p/120p|

2倍スローモーションから5倍スローモーションまで撮影可能。

少し詳しく説明すると

撮影出来るフレームレートは120pか100p。

再生時のフレームレートが59.94p~23.98p。

高いフレームレートで記録した映像をカメラ内部で処理して滑らかなスローモーション動画に変換してくれます。

ひとつ上で解説した4K動画は単純にFHDより解像度が上がっただけなので「より綺麗な映像を残したい」という感じで今までのX100シリーズの動画モード(FHD動画、HD動画)と同じように使っていけますが、ハイスピード撮影は「どういう映像を撮りたいか」で使う場面が決まってくるモードになるかと思います。

・鳥が水辺からはばたく瞬間
・運動会で息子がゴールする瞬間
・ガラスが割れる瞬間
などなど

一瞬で過ぎる場面をハイスピード動画撮影することで「より感動的」だったり「よりかっこよく」表現しやすくなります。

ただひとつ問題点としては、X100シリーズは単焦点レンズのみなので望遠レンズに変えたり拡大ズームしたりする事は出来ません。写真撮影時には疑似ズーム機能的な「デジタルテレコン」という機能を使うことが出来ますがこれは動画モード中に使う事は出来ません。なのでハイスピード撮影を狙ってアップで撮りたい場合は物理的に近づくか、別途コンバージョンレンズを用意する必要があります。

テレコンもワイコンも今までのX100シリーズのものが使えます。

F-Log撮影

X100シリーズ初のLog撮影が可能になりました。

Log撮影というのは撮影後の映像処理を前提としたやわらかいガンマカーブで広い色空間の映像として記録されるものです(説明書からそのまま引用)。簡単に説明すると全体的に薄い色合いで記録して動画編集ソフトを使ってその人好みの色合いに後から味付けしやすい動画を撮る事が出来る撮影モードという感じですね。

比較してみました。

通常時

 

F-Log撮影時

かなり違いますね。

映像にとことん拘っていくと動画撮影にはかかせないものだと思います。

しかしこのカメラを使ってる人はフジの写真の色味が好きな人がほとんどだと思うのでその色味をそのまま動画でも記録出来るっていうのはあえて後付けしなくても満足のいく映像を撮りやすいかと思います。もちろんこのF-Log撮影機能がある事で映像表現の幅が広がる事は間違いないので「もっと自分好みの色合いにしたい」「写真は満足できるけど動画だと若干色味が違う気がする」など限界の無い自由な映像を彩る事がX100Vからは出来るようになったと言えます。

ちなみに4K撮影でもハイスピード撮影でもF-Log撮影は可能です。

ひとつ注意点としてはISO感度の設定値が

640以上~12800以下

という制限があります。そして動画モード時には内蔵NDフィルターを使う事が出来ないので明るい場所で絞りを解放で撮る場合にはNDフィルターがほぼ必須になるかと思います。

タッチパネルによる利点

X100Vから背面液晶モニターがタッチパネル式となりました。

正直写真撮影時にはOFF推奨ですが、動画撮影モード時にはどうかというと「AF」は比較的使いやすい。

X100Vで動画を撮影する場合、基本的にフォーカスモードはマニュアルの「M」かコンティニュアスAFの「C」で撮影します。

マニュアルで撮影する場合ピントを合わせたい被写体にフォーカスエリアを向けてAEL/AFLボタンを押しますがタッチパネルAFを使うとピントを合わせたい部分にタッチするだけでピントを合わせてくれます。写真撮影時と違って動画撮影時は液晶を見ながらになるので相性はすごくいいなと感じました。


まとめ

以上がX100Vから新しく追加された動画モード内の解説になります。

写真に特化したカメラとは思えない程の動画性能を引っ提げてきましたね。コンパクトな特性を生かして何気ない瞬間を写真を撮るように動画も撮る事が出来るX100シリーズ。さらに新しく追加された新機能によって映像表現の幅が広がったと感じます。

ただX100シリーズの特徴はそのままなので「手振れ補正無し」「レンズ交換なし」という点はご愛嬌です。動画を撮る為だけに手にするカメラではないと思いますが、X100シリーズが大好きで、写真も動画も楽しみたいという人には最高の追加要素だと思います。

まだテストがてらにしかX100Vで動画を撮ってないので今後動画作品を作ってアップロードしていこうと思います。

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