Blog

【FUJIFILM X100V】桜を美しいと感じる理由の考察と写真

春といえば桜です。そして3月27日はさくらの日らしいです。

いいですよね桜。桜は日本の国花であり平安時代より寒い冬から暖かい春を感じさせる季節の花という事で愛され続けてきました。現代では学校にはほぼ必ずと言っていいほど桜が植えられていたり、100円硬貨には桜が描かれています。

そんな日本人の心の花である桜はなぜここまで美しいと感じるのか。写真や動画を撮るにあたってその美しいと感じる理由を理解することで桜をより魅力的に撮影する事ができたり、新しい見え方もあるかもしれないと思い自分なりに考えたので今年撮影した桜の写真と一緒に紹介していきます。

なぜ桜は美しいのか

花が先に咲く

まず視覚的に美しいと感じる理由として葉っぱよりも花が先に咲くという点。

桜の品種にもよりますが、桜として代表的なソメイヨシノは葉っぱよりも先に花が咲きます。

X100V SS:1/500 f:2 ISO:1000 film:Classic Neg.

これにより葉が花の邪魔をせず満開の花を見る事ができるんですね。

美しさと可憐さを兼ね備える

木に咲く花は数多くありますが、その中でも桜は大きな木に沢山の小花を付けます。梅や桃も同じような花の付け方をしますが違い等は割愛します。

大きな桜を全体で見据えれば豪快で美しく、花ひとつひとつはとても可愛い形をしています。

X100V SS:1/500 f:2 ISO:160 film:Classic Neg.

満開の桜は優雅で散りゆく様は儚い。最初から最後まで美しい。

花の色が美しい

品種により多少違いもありますが一番よく見るソメイヨシノの花の色は白に近い薄いピンクです。

花として華美な色ではありませんが逆にそれが美しい。シンプルで奥深い色。

X100V SS:1/500 f:2 ISO:2000 film:Classic Neg.

散って地面に落ちてもシンプルな色だからこそ美しいと感じるのかもしれません。

植えられている場所が良い

川沿いの土手に連なり植えられている桜並木は圧巻の風景であり、神社やお寺に咲いている桜はより風情を感じる事ができます。公園や道路の脇、学校など植えられている場所はしっかりと整備されていてそれらが咲く様子は「いつもの道が特別な道」になる美しさを感じる事ができます。

X100V SS:1/500 f:2 ISO:1000 film:Classic Neg.

名所も多く存在しそれらを見て美しいと感じるのはもちろんの事、ふと何気ない場所にこっそりと1本だけ咲いている桜もまた美しい。大勢でもひとりでも強い卍。

特別な時に咲く花

イメージ的な観点から美しく感じる要因として、冒頭でも述べましたが学校等には必ずと言っていいほど桜は植えられています。小中高大と子供から大人になるまで入学や卒業、出会いや別れ、人生が変わっていく3月4月という時期に見る花というのが桜。

X100V SS:1/1000 f:2 ISO:800 film:Classic Neg.

「特別な感情」で見る機会が多い故に「美しい」と感じる要因でもあるかなと。あとは映画やドラマ、アニメなど桜のシーンは幻想的で美しく儚く描かれている事も「桜は美しい」というイメージが根付いてる要因かもしれません。

「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second)

まとめ

桜を美しく感じる理由をいくつか述べましたが、それによりどう撮影するとより桜を魅力的に捉える事が出来るか考えていきます。

花が先に咲く点→花だけを撮らない

葉がなく桜の花のみという事は、それ以外の色が無いという事。桜を撮る上で難しい点でもあります。

どうすればいいかと言うと「桜+何か」をフレームに入れる事で一色にならず桜を引き立てれます。ついつい桜にだけ向いてしまいがちですが一歩引いて全体の一部を見たりする事でより桜の美しさを表現できるかと思います。

美しさと可憐さ→寄って撮る

花単体で見るとすごく可愛いという事はシンプルに花だけを撮る。

上記とは真逆ですが中途半端に色々入れるのではなく単品で撮る事で花の造形の可愛さを撮ります。

花の色が美しい→シンプルな色と風景で撮る

ホワイトバランスなどいじりすぎず、シンプルな色をそのままに周りの風景もシンプルに合わせる事でありのままの美しさを表現できます。

インスタのオススメ等に出てくる華美な桜を否定するわけではありませんが、あれは写真や動画と言うよりアートの世界と認識しています。桜そのもののシンプルな美しさを表現するならシンプルに撮る。

植えられている場所が良い→名所に足を運んでみる

何気なく咲いている桜も美しいですが、やはり桜の名所は考えられて植えられていたり、しっかり手入れもされているのでそれだけで見栄えします。

名所に行って撮るというだけで美しい桜を撮りやすいです。

特別な時に咲く花→感情を大事にする

特別な時に咲く桜を見てきた結果「桜は美しい」と感じるのであれば、些細な事でも何かしら感情が動く瞬間に撮る事。桜を見て「綺麗だな」と感じる時に撮る事ですね。やはりなんとなく撮るのと気持ちを込めて撮るのでは違います。

以上が桜を美しく感じる理由と、それをふまえた上でどう撮影すれば桜の美しさを表現できるかの考察でした。

今年撮影した桜の写真

藤塚三本木公園

X100V SS:1/500 f:2 ISO:640 film:Classic Neg.

X100V SS:1/500 f:2 ISO:640 film:Classic Neg.

X100V SS:1/500 f:2 ISO:500 film:Classic Neg.

X100V SS:1/1000 f:2 ISO:500 film:Classic Neg.

古利根川リバーウォーク

X100V SS:1/1000 f:2 ISO:500 film:Classic Neg.

X100V SS:1/500 f:2 ISO:640 film:Classic Neg.

錦糸公園

X100V SS:1/125 f:2 ISO160 film:Velvia

X100V SS:1/125 f:2 ISO:80 film:Velvia

X100V SS:1/500 f:2 ISO:160 film:Classic Neg.

X100V SS:1/250 f:2 ISO:250 film:Velvia

墨田公園

X100V SS:1/1000 f:2 ISO:640 film:Classic Neg.

X100V SS:1/1000 f:2 ISO:500 film:Classic Neg.

X100V SS:1/500 f:2 ISO:500 film:Classic Neg.

X100V SS:1/250 f:2 ISO:800 film:Classic Neg.

X100V SS:1/125 f:2 ISO:250 film:ASTIA

X100V SS:1/500 f:2 ISO:100 film:Classic Neg.

関連記事

PAGE TOP