タイムラプス動画とは
まずはじめに「タイムラプス動画」について。
こういうやつです。
簡単に言うとパラパラ漫画のようなもので時間操作と呼ばれる映像技法のひとつです。動画を早送りしたのとはまた違った映像表現が特徴です。
わかりやすい活用シーンとしては雲や植物の成長など普段ゆっくり動いてると感じるシーンを高速で見せダイナミックな映像として表現したり、映画やドラマなどでは行き交う人の流れや太陽の昇り沈みを時間経過の表現として使われていたりします。
この記事では一連の流れに添いつつ主にフォトショップを使った制作方法という部分を軸に解説していきます。
タイムラプス動画制作の手順①インターバル撮影した写真を用意する
まず素材を用意します。
カメラ内で撮影した写真を圧縮しタイムラプス動画として作る事ができる機種もあると思いますが、基本的にはインターバル撮影という機能を使い○秒毎に自動でシャッターを切っていきます。
今回は記事用に30fpsで10秒くらいの動画にしたかったので撮影間隔10秒で約300枚撮影してきました。時間的には1時間くらい。
何をどう撮るか、どういう設定で撮るかはお好みですが三脚だけは必須です。
タイムラプス動画制作の手順②ファイル名の連番を確認する
RAWデータの場合は先に現像してからタイムラプス用のフォルダを作ります。
そして写真が連番になっているか確認。今回のタイムラプス動画制作で一番大事なポイントです。
写真のファイル名がカメラ固有の英字+連番などになっている場合、連番に抜けがなければ大丈夫ですがカメラ内フォルダの切り替わりなどでDSCF0999→DSCF1001になっていた場合その部分だけトビます。
なのでオススメはまとめて名称の変更で連番にする方法。
ここまで終われば完成したも同然です。
タイムラプス動画制作の手順③フォトショップに写真を取り込む
フォトショップを開き「ファイル」から「新規」を選び先程のフォルダを選択。
この際1枚目の写を選択し、□画像シーケンスのチェックボックスをクリックしチェックを入れ開きます。
するとフレームレートの指定が出てくるので作りたい映像に合わせて「OK」をクリック。
読み込みが完了すると選択した1枚目の写真が表示されます。
メニューの「ウィンドウ(w)」から「タイムライン」にチェックを入れ、抜けがないかなどの確認や必要があればこのタイミングで編集。タイムラインにある再生ボタンを押すと動画として再生できます。
素材が写真の場合は比率が4:3であることも多いので、youtubeに上げる場合などは切り抜きツールを使い16:9にしておくとフルスクリーンでの見栄えも良くなります。PC用なのかスマホ用なのかでも変わると思うので再生するメディアや用途に合わせて比率を変更しておきましょう。
オーディオトラックにmp3を乗せればBGMをつける事もできます。
タイムラプス動画制作の手順④書き出して完成
最後に「ファイル(F)」から「書き出し(E)」の項目にある「ビデオをレンダリング」を選択します。
ファイル名や出力先フォルダを選択し「レンダリング」をクリックで完成です。
エンコーダーの設定は初期の状態がどうなってたかもうわからないので確かな事は言えませんが多分デフォルトで大丈夫なはず。難しい事を考えずに進めたい場合は「プリセット」を使いましょう。
プリセット優秀。
実際に記事にしながら作ったタイムラプス動画がコチラ
フォトショップでも簡単にタイムラプス動画を作れる
以上がフォトショップを使ったタイムラプス動画の作り方でした。
今の時代スマホでもタイムラプス動画を簡単に撮影する事もできますし、デジカメでインターバル撮影した写真をそのままカメラ内でタイムラプス動画として書き出す機能が備わった機種も多くありますが、RAWデータをフォトショップやライトルームで現像した方が仕上がりも良く、仕事を受けて制作する場合には確認する必要性も出てきます。その場合カメラ内で撮って出しで作られるものではなく編集ソフトを使うことでトータル的に見て一番効率よく作れたりするので是非参考にしてみてください。