先日写真家の大野晃士朗氏の写真展に行ってきました。実際に足を運んですごく感動し、今回ブログで紹介してもいいか尋ねた所是非と快く言って頂いたので紹介したいと思います。
「憩いの日曜日」アメリカ・サンフランシスコにて
2022年の夏、大野氏が米・サンフランシスコに1か月ほど滞在した際に撮影された写真のギャラリーです。
会場は埼玉県川越市にあるクラウドギャラリー。初めて行きましたが会場の雰囲気も凄く良かった。
写真一枚ごとの説明や紹介は省きますが、全てフィルムで撮影された写真。会場の照明の関係で作品自体の色合いは実物とは違いますが素晴らしいスナップ写真ということは伝わると思います。
デジタルでは表せない色合いと質感、そして何より構図だったり表現の仕方が本当にお見事。日本にはない雰囲気や場所という事で非日常感から胸を打つものもありますが、ただ綺麗だから撮った風景写真ではなく「そこにいる人」「時間」「空気感」そのようなものを1枚ごとに感じました。
ゆっくりと順番に見て回り最後の1枚を見た時「映画を見終わったかのような感覚」になり気づきます。入口からから順番に全体を通して見る事で「サンフランシスコで過ごしたとある日の日曜日」になっているんですよね。こういうの大好きです。
全てトリミングなし。
メインのSNSはツイッターとの事でしたが伺わせてもらったその日にインスタを開始してくれたので紹介。写真展で飾っていた作品をインスタから見る事も出来ます。
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ちょっとしたカメラ博物館
今回の写真で実際に使ったカメラのひとつ、大野氏愛用のカメラを記念に撮らせてもらいました。
すべてのカメラの頂点と言われる、M型ライカ。まさに造形美。
M4はM3やM2の仕上げはそのままに、モダンな機構を適度に取り入れ、クラシック感と操作性の良さに定評があると言われています。正直私はライカのカメラにはそこまで詳しくなく色々と奥が深すぎるのであまりコメントできませんが、その佇まいたるやクラシックカメラの原点にして頂点と言わざるを得ない。
伝統の刻印はM5を除いてM4が最後との事。この刻印をみるといつもなぜかエンドレスワルツが思い浮かびM型ライカ=ウィングゼロカスタム=羽=羽のようなカメラという謎の思考が出来上がっています()
私のニコンFMと記念撮影。ベトナム戦争時代の戦場カメラマンは、望遠はニコンF、広角はM型ライカと使い分けていたと言われているそう。FじゃなくてFMですけど最高のコラボさせてもらいました。
他にも大野氏の私物カメラ、会場のオーナーさんのカメラなど、まるで博物館のような楽しめる会場。
写真家 大野晃士朗氏
今回が初個展との事でしたがそのクオリティは初とは思えないもので、会場の作り込みもさることながら大野氏との写真やカメラについてのトークが楽しくて気が付いたら2、3時間くらい居座ってました(迷惑客)
今後増々の活躍を楽しみにしているとともに、これからも良い影響をもらえたらなと繋がりを大事にしていきたいですね。
声をかけて頂きありがとうございました。